サラリーマン業でデイトレードを行うのは、時間的な制約があるため一般的には難しいですよね。ここでは、「ほったらかしデイトレード」を実践することで、そのハードルを超えることが可能です。この記事では私の具体的なトレード手法や考え方を詳しく解説します。
目次
1. デイトレードの基本戦略
ほったらかしデイトレードのポイントは、以下の条件を徹底することです。
- 短時間で取引を完了すること
業務の合間にトレードを完結させるため、ポジションを持ち越すことはしません。午前中には手仕舞いを完了させるルールを守っています。 - 確実な手仕舞いの実施
会議やその他の事情でトレード画面を確認できない場合でも、必ず手仕舞いを行います。場合によっては「引けに成り売り注文」を入れてリスクを軽減します。
2. ザラバ終了後の準備
前日のザラバ終了後に行うスクリーニング作業が、成功の鍵を握ります。以下の手順を参考にしてください。
スクリーニング条件の設定
- 株価帯の絞り込み
取引対象は、10万円から30万円までの銘柄に限定します。これは、値動きが適度にあり、適度に扱いやすい価格帯だからです。 - 出来高の上昇傾向を確認
直近5日間の出来高が上昇傾向にあり、1.2倍以上増加している銘柄を選びます。出来高が増えることで値動きの幅が広がり、利益を得るチャンスが高まります。
チャートと歩み値のチェック
- チャートパターンの確認
ゴールデンクロス後に形成された下ヒゲ陽線など、強気相場を示唆するパターンを探します。このようなパターンは、翌日の株価上昇が期待できるからです。
- 歩み値の動向を分析
終了間際の買い注文や売り注文の動きを確認します。買いが優勢である場合、翌日も買い注文が続く可能性があります。
最終選定
これらの条件に合致した銘柄を自分の目で確認し、最終的な取引候補を5銘柄程度に絞り込みます。
3. 当日ザラバ開始前の準備
朝の段階で、さらに環境の確認と戦略の微調整を行います。
経済指標の確認
- 日経先物、ダウ、ナスダック、ドル円などの主要指標をチェックします。これにより、当日の相場の方向性やリスクを把握します。
板情報の分析
- 最終選定された銘柄の板情報をチェックし、買いの節目を確認します。買いの節目が明確であるほど、エントリーポイントを見極めやすくなります。
アルゴリズム注文の設定
- 利益幅や損切幅を設定し、アルゴリズム注文を活用して自動売買を行います。これにより、忙しい日でも安心してトレードを進めることができます。

4. ザラバ開始後の対応
ザラバが始まったら、基本的には以下の方針で進めます。
手仕舞いのタイミング
- 基本は1時間以内に手仕舞い
ザラバ開始から約1時間以内に取引を終了します。これにより、大きな相場変動による損失リスクを抑えられます。 - 午前中までに手仕舞いを完了
万が一、1時間以内に手仕舞いできなかった場合でも、午前中には必ずポジションを解消します。
リスク管理の徹底
- 確認ができない場合は、引けに成り売り注文を入れてリスクを回避します。これは損失を限定し、翌日のトレードに集中するための重要なルールです。
5. ほったらかしデイトレードのメリットと課題
メリット
- 短時間で取引が完了
業務や他の活動に支障をきたすことなく、効率的にトレードを行えます。 - リスクが限定的
ポジションを翌日に持ち越さないため、想定外のニュースや市場変動による大きな損失を避けられます。 - 手法のシンプルさ
明確なスクリーニング条件とルールに基づいてトレードを行うため、迷いが少なくなります。
課題
- 銘柄選定の精度
銘柄選びの精度が結果を左右するため、スクリーニングスキルの向上が必要です。 - 突然の相場変動への対応
予定外の相場変動に備えた柔軟な対応力が求められます。 - ツールへの依存
「マーケットスピード2」などのツールに頼る部分が大きいため、ツールの操作方法をしっかり習得しておくことが重要です。
まとめ
「ほったらかしデイトレード」は、時間的制約があるサラリーマンでも無理なく実践できる手法です。重要なのは、明確なルールを設定し、それを忠実に守ることです。リスクを最小限に抑えながら、効率的に利益を追求するこの方法は、多忙な生活の中でも資産を増やす手段として有効です。
次のステップとしては、以下のことを試してみてください。
- 自分なりのスクリーニング条件を見つける
- チャート分析のスキルを磨く
- 小さな資金から始めて経験を積む
これらを実践すれば、より精度の高いトレードが可能になるでしょう。ぜひ参考にして、あなたのトレードライフを充実させてください!
🚨【ご注意】
本情報は売買を推奨するものではありません。あくまで参考情報としてご活用ください。投資は自己判断でお願いいたします。